[感想] VOY@GERのコンセプトムービーが良かったって話
鉄は熱いうちに打て。
プレミア公開放送を見ての感想です。
【アニメ】アイドルマスターシリーズ コンセプトムービー2021『VOY@GER』【アイドルマスター】
全体的な感想
アイドルマスターが、未来に手を掛けたような印象をうける動画だった。
未来を語る子供の気持ちとか、真っ白なキャンバスにこれから描こうとしてる絵を想像する気持ち、みたいな。
動画の内容は、大部分がミュージックビデオだったのに、そういった気持にさせる動画をすごいと思った。
若さ
アイドルマスターは2005年に稼働して、今年で16年になる。
16年も経てば、思い出ムービーのような「今までの積み重ね」部分で語ってしまうことがある。
しかし、この動画からはそういった主張がない。ともすれば、稼働1年目の作品ですと言わんばかりだ。
この姿勢に、まだまだこれからという若さを感じた。正直すごい。
多彩さ
もちろん5ブランドそれぞれが活躍しているところも良かった。
特に、SideMの男声パートだけのラップシーンは「わかってるな!わかってるな!!」と全面的な同意をせざるを得なかった。
これが、混声からメリハリのついた男声パートの魅せ方ですよ。
また、今回制作だったCloverWorks/スタジオカラーが表現するアイドルマスターというのを見れてよかった。
CloverWorksといえばA-1 Picturesから会社分割し、ダーリン・イン・ザ・フランキスをTRIGGERと作った会社で、スタジオカラーといえば、近年劇場版エヴァンゲリオンを作った会社。
今までアイドルマスターは色々な会社やコラボゲームで、その会社にあった絵柄でそれぞれのアイドルマスターを表現されてきた。
今回は、VOY@GERの曲にあった硬派でスタイリッシュな絵柄が良かった。直線が目立つ春香は、少し大人びて見えた。
例:
カレーメシ(サンジゲン)
ミリオンライブ アニメ(白組)
グランブルーファンタジー
アズールレーン
MADとの違い
単純に、プロは凄いなという話。
もし自分がVOY@GERのような曲でMAD動画を作ると、短いカットや印象的なシーンを並べてメッセージを見せようとする。
これは、曲のリズムを視覚で気持ちよく受けることを狙っているが、同時に長いシーンで飽きてしまうことを危惧している面もある。
しかし、コンセプトムービーでは長くカメラを回して、全体をなめるような動画続いており、それに飽きがこないというのが凄い。
アニメーションとMADではそもそも作り方が違い、比較するのもおかしな話ですが、MADの感覚から見ても、この曲でこのアニメが成立するんだなと驚いた。