[あとがき] 木村夏樹「SUMMER LESSON」

6/9はロックの日ということで、木村夏樹の動画を投稿しました。


 BGMはPSVR用ソフト「SUMMER LESSON」の2015年E3で流れていたPV曲です。

 PV:Summer Lesson - VR Tech Demo - E3 2015
 https://www.youtube.com/watch?v=wIl2-5f8NTo

 どうやら井上拓さんが作曲されたそうで、シンデレラガールズなら Hotel moonside や Radio Happy、Romantic Now の作詞作曲で有名な方です。

 今回、拓さんを意識してBGMに選んだわけではないですが、以前765AS曲 Miracle Night で MAD を作っており、運命的なものを感じます。
 (余談ですが、生まれも1983年で私と同い年というところにもソレを感じます)


始まり

 Unreal Engine で動く木村夏樹と7日間の夏休みを過ごすゲームとか最高じゃね?

 Summer Lesson のデモで登場する女性:アリソン・スノウ の金髪でギターを弾く姿が、夏樹の姿に近く感じられたので、作ろうと思い至りました。


 また、石川公演において夏樹が「絶対特権主張します」を歌ったことも、理由の一つです。

 夏樹がライブで歌った曲はそれほど多く無いのですが、やはりロックをテーマにした曲が多く、ソレ以外だとススメ☆オトメ等、全体曲ぐらいでした。

 今回の石川も、全体曲と持ち曲の Rockin' Emotion、李衣菜とのユニット曲 Jet to the Future ぐらいだろうと予想しておりました。

 ところが石川公演で、パッション属性曲「絶対特権主張します!」にまさかの参加。

 個人的に「絶対特権主張します」はPa曲の中でも、キュート寄りの曲だと思っています。

 なので、カッコいいだけじゃなくて、カワイイも目ざしていると公言している夏樹が、遂に挑戦してきたな、とライブに参加して感じました。

 同時に、挑戦している夏樹に対し、自分もプロデュース頑張ろう、とライブを終えた夜に決意した次第です。


前半部分 (I sing より前)

 正式な歌詞が公開されていないようで、ネットで検証されていた英語の歌詞を元に曲を解釈しました。

 大雑把に前半部分では、他人からの評価に対し、思考の渦に囚われ、絶望に瀕している私が描かれています。

 そして、後半ではそんなことは気にせずに自分の意志で歌って輝いていこう、というような内容だと捉えています。

 そうすると、映像の夏休みっぽいノスタルジアから一点、登場人物のアリソンが、人生に迷って自分を見つめ直すためにあの家に来た、といようなセンチメンタリズムの強いストーリーを感じることができます。


 こうした背景があり、前半部分では木村夏樹の「かっこよさ」から少し離れた、彼女のこころに近い部分を、彼女のセリフと共に映像にしました。

 彼女が考える不安や、お茶目なところ、困惑等、プロデューサーと一緒に居るからこそ出てくる彼女らしさを感じ、彼女が自分たちの近いところに感じていたければと思います。


後半部分

 前半部分で感じた木村夏樹の存在が、進む方向を描いています。

 歌詞は今を大切にして、歌い続けるという内容ですが、木村夏樹の夢にも通ずる所があり、思ったよりもシンクロ率が高くて作りやすかったです。

 ただ違うところは、夏樹は、潜在的に相棒を求めているという点があります。

 自分から名言はしていませんが、Jet to the Future では中学の時に一緒に路上ライブを演っていた相方が、活動を止めてしまって自分もギターをあまり弾かなくなったというエビソードがありました。

 メモリアルコミュでは、自分らしさを殺して、一般的に求められる姿になろうとして、プロデューサーに指摘されたこともありました。

 普段はカッコイイことを言う彼女も、心の中には冷めたことを言う自分を飼っているのではと思います。

 そうしたもう一人の自分も熱くさせる、そういう相手を夏樹は必要としているのだろうと、動画をつくりながら感じておりました。

 炎陣、ロック・ザ・ビート、ハードメテオライツ、アスタリスク with なつなな (feat.向井拓海) と、曲の終わりにむかって仲間と共に歌う姿を描く意味は、そういったところに有ります。

 そして動画の最後は、「お願いシンデレラ」の最後のキメ部分です。

 願い事を一通り唱え、輝く日を信じて曲を終えるという、綺麗に動画を終える事ができたと思います。

以上

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